Rapid SDK 開発者ガイド

SDK とは

ソフトウェア開発キット (SDK) とは、簡単に言えば複数のソフトウェア開発ツールを簡単にインストール可能な 1 つのパッケージにまとめたものです。Rapid SDK を利用することで、パートナーは統合の取り組みを効率化でき、ゼロから機能を構築する必要がなくなります。

SDK と API の違い

ドキュメント、API、コードサンプル、ライブラリ、プロセスなど、ソフトウェア製品に不可欠なすべての構成要素を開発者に提供するのが SDK です。

これに対し、2 つのソフトウェアプログラムが互いに通信し、情報を共有するために必要なコードのみを提供するのが API です。API がないとアプリケーション間の情報伝達や連携ができないため、通常は SDK に少なくとも 1 つの API が含まれています。

SDK を利用するメリット

効率性の向上 : SDK を利用することで、開発者はすべてを自分で一から構築することなく、アプリの標準コンポーネントを簡単に構築し、そこに機能を追加することができます。
統合の簡素化 : SDKによって、標準プロセスが簡素化されて統合の複雑さが軽減されます。
ドキュメントとコードライブラリ : 開発者がアプリケーションの構築と保守に利用できるドキュメントやコードサンプルなど、さまざまなリソースが SDK には含まれています。
高度な機能 : 開発者は SDK を活用することでアプリケーションの機能を充実させたり、新しいツールを作成したりできます。
コスト削減SDK によって開発プロセスがスピードアップし、新しいアプリを市場に投入するまでの期間が短縮されます。そのため、SDK を使用してアプリを構築することで、大幅なコスト削減を実現できます。また、SDK の統合には専門的な技術スキルを必要としないため、パートナーは外部の専門家を必要とせず、社内で統合を行うことができます。
カスタマイズ可能 : SDK を利用すれば、パートナーはユーザー一人ひとりに合わせた操作性を実現するアプリを開発できます。

こちらに、Rapid SDK を統合に使用するためのステップバイステップガイドがあります。

関連項目