バージョン管理のスケジュール
バージョン管理戦略と進化するスキーマの詳細をご覧ください。
進化するスキーマ
イノベーションとは、推進力を高め、時代を先取りすることです。Rapid 3 はこのイノベーションを実現し、ユーザーが前進を続けられるようにすることを目指しています。
Rapid 3 と、エクスペディアの進化するスキーマは、機能の準備が整い次第、すぐにその機能を利用することを可能にします。新しいリリースが公開されるまで 6 か月待つ必要はありません。新しいリリースが公開されるたびに、何時間もかけてアップグレードする必要もなくなります。
最新機能のリリースによって統合に支障が出ることがないため、Rapid 3 をより長く使用して、時間と費用を節約できます。また、今後提供される機能ついてお知らせしますので、事前の計画が可能になります。
バージョン管理戦略
多数の機能や重大な変更をリリースする場合は、Rapid 4 のように新しいバージョンとして公開します。
エクスペディアの Rapid API テクノロジーチームは、1 つのバージョンの API を有効な状態に維持しながら、別のバージョンの開発を行います。開発中の最新バージョンが公開されると、このバージョンが有効になり、以前のバージョンは廃止予定としてマークされます。高機能の最新バージョンに移行するための十分な時間を提供するため、廃止予定のバージョンは使用停止になるまで 1 年間利用できます。その間、廃止予定のバージョンに対しては、重要なセキュリティ修正のみが追加されます。
用語集
以下に、バージョン管理スケジュールの確認に役立ついくつかの定義を示します。
有効 : Rapid API の最新の有効なバージョン。微細な機能変更は、有効なバージョンにいつでも追加できます。これらの機能を統合するかどうかはユーザーが決定します。
開発 : エクスペディアによる Rapid の新バージョンに関する取り組み。
廃止予定 : バージョンが廃止予定としてマークされている場合、そのバージョンは 1 年後に利用できなくなることを示します。これは、最新の有効なバージョンにアップグレードする良い機会です。
使用停止 : バージョンが使用停止になると、そのバージョンには API を介してアクセスできなくなります。
微細な変更 : 微細な変更とは、有効なバージョンにいつでも追加できる、統合に支障のない機能を示します。
微細な変更には次のものがあります。
- 新しいエンドポイントの追加
- 新しいオプションのクエリパラメータの追加
- リクエスト本文への新しいオプションのリクエストフィールドの追加
- リクエストへの新しいオプションのヘッダーの追加
- リクエストパラメータの必須からオプションへの変更
- レスポンスへの新しいフィールドの追加
- レスポンスへの新しいヘッダーの追加
- リクエスト列挙型への新しい値の追加
- デフォルトがあるレスポンス列挙型への新しい値の追加
重大な変更 : 重大な変更とは、既存の統合に支障が出る可能性がある、多数の機能の更新を示します。重大な変更は Rapid の新しい有効なバージョンに対してのみリリースされるため、既存の統合に影響が及ぶことはありません。
重大な変更には次のものがあります。
- 既存のエンドポイントの削除
- 新しいオプションのクエリパラメータの追加
- リクエスト本文への新しい必須リクエストフィールドの追加
- リクエストへの新しい必須ヘッダーの追加
- オプションのリクエストパラメータの必須化
- クエリパラメータの削除または名前変更
- レスポンスフィールドの削除または名前変更
- クエリパラメータのタイプの変更
- リクエスト本文のリクエストフィールドのタイプの変更
- 既存のパラメータへの新しい検証要件の追加
- 認証または承認構成の削除または排除
- 列挙型値の削除または名前変更
- デフォルトがないレスポンス列挙型への新しい値の追加